研究拠点・研究所
ノバルティスはスイス、アメリカなど世界各地に研究拠点を置き、循環器、がん、糖尿病、感染症、免疫疾患、神経疾患、筋骨格疾患、消化器疾患、呼吸器疾患、ゲノム創薬などさまざまな分野の創薬研究を続けています。
様々な研究キャリアをもつ研究者たちが、異なった切り口から研究を展開することにより、シナジー効果の最大化をはかっています。
世界の研究拠点
NIBR:Novartis Institute for BioMedical Research
創薬を目的とした研究部門は、Novartis Institute for Biomedical Researchとして、アメリカのケンブリッジにある本部により統括されています。世界の研究拠点で約6,000人の研究者が連携し、新規化合物の創出を進めています。
医療ニーズが満たされない疾患で、原因と発祥のメカニズムが分子レベルで解明されているものにフォーカスし、早期にPoC(Proof of Concept)試験を実施することで、新規化合物をより効率的に製品化することを目指しています。
※PoC試験とは:少人数の患者さんを対象に新規化合物の安全性と有効性を確かめる試験。有効性が確認できれば、患者さんの数を増やし、さらに関連のある他の疾患に対象を拡大して試験を実施します。
NITD:Novartis Institute for Tropical Diseases
シンガポールの新しいバイオポリス研究施設内にあるノバルティス熱帯病研究所では、デング熱および薬剤耐性結核をはじめ、今まで顧みられてこなかった疾患に焦点を当て、生物医学的な応用研究に取り組んでいます。
デング熱と結核は、開発途上国において深刻な危険に
これらの両疾患の罹患率は、開発途上国において急速に上昇しています。
今日、世界の人口の3分の1以上が結核に感染しており、死亡者は年間2百万人を超えています。さらに、25億人がデング熱に侵される危険にさらされています。
シンガポール経済開発委員会と共同で新薬開発
NITDは、ノバルティスとシンガポール経済開発委員会(EDB:Economic Development Board)との公・私パートナーシップ(Public private partnership)によります。ノバルティスは疾患が風土病となっている地域に対しては、採算がとれない場合でも新薬を提供する予定です。
ノバルティス研究財団 ゲノム研究所 (GNF)
アメリカのラ・ホヤ(アメリカ)を拠点とし、創薬を目的とした生物や疾病のメカニズムの解明のために、化学、生物学、機械化や情報科学の革新的な技術を開発・応用しています。