ディスマス・マルクワンダ(Dismus Mwalukwanda)さんは、世界で最も致死率の高い疾患のひとつであるマラリアとの闘いの最前線で働いています。彼はザンビアの人里離れた農村地域で、患者さんの診断・治療および闘病生活についての啓発を担当する、地域の医療従事者です。
マラリアは2013年にアフリカの子供たちを中心に推定で584,000人もの命を奪ったものの、世界保健機関(WHO)の統計では、マラリアによる死亡は2000年から2013年までの間に47%減少しており1、この疾患に対する取り組みは効果を発揮しつつあります。
マラリア対策の前進は、迅速診断検査やマラリア治療薬を使用するディスマスさんのような多くの人々の努力をはじめとした様々な要因のおかげです。また、マラリアに感染した蚊に刺されるのを防ぐための殺虫剤が練り込まれた蚊帳の普及や、マラリア対策に取り組む各国政府、企業、非政府組織(NGO)間の協力拡大も功を奏しています。
この取り組みの一環として、ノバルティスは抗マラリア薬を原価で提供するほか、啓発プログラムを通じたマラリア対策に取り組む医療従事者をサポートしています。ノバルティスは、2012年から2014年の間にケニア、エチオピア、ナイジェリア、ウガンダで17,000人以上の医療従事者の研修を支援しました。
数々の受賞歴のある写真家ブレント・スタートン(Brent Stirton)さんが撮影したフォトエッセイビデオで、ディスマスさんが語るマラリア対策の取り組みにおける課題についてのストーリーをご覧ください。