プレスリリース
報道関係各位
ノバルティス ファーマ株式会社
この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2022年4月26日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳(要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.novartis.comをご参照下さい。
- 第1四半期の売上高は5%増(実質ベース1、米ドルベース 1%増)、コア営業利益は9%増(実質ベース、米ドルベース 3%増)
- イノベーティブ メディスン(IM)の売上高は4%増(実質ベース、米ドルベース 1%増)、コア営業利益は5%増(実質ベース、米ドルベース 0%)
- エンレスト、ケシンプタ、コセンティクス、ゾルゲンスマを含む主な成長製品が好業績を示す
- サンドの売上高は8%増(実質ベース、米ドルベース 2%増)、コア営業利益は26%増(実質ベース、米ドルベース 21%増)となり、COVIDの影響を受けた事業環境の正常化が進む中、前年同期の業績低迷がプラスに作用
- 営業利益は26%増(実質ベース、米ドルベース 18%増)となり、主に売上高の伸びと生産性向上、減損費用の減少が寄与
- コア営業利益は9%増(実質ベース、米ドルベース 3%増)コア売上高営業利益率は32.6%(実質ベース 110bps増)
- 純利益は15%増(実質ベース、米ドルベース 8%増)ロシュ社からの収益を除いた純利益は32%増(実質ベース)
- コアEPSは1.46米ドル(実質ベース 2%増)ロシュ社からのコア収益による影響を除いたコアEPSは12%増(実質ベース)
- フリーキャッシュフローは、9億米ドル(米ドルベース 42%減)減少の主な理由は、3月のロシュ社からの年間配当金の支払い(前年同期:5億米ドル)がなくなったことによる
- 新たな組織体制を発表 成長加速、パイプライン強化、生産性向上を目指す(4月)
- 第1四半期のイノベーションにおける主なマイルストーン:
- Pluvictoが、進行性PSMA陽性転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)の治療薬として米国で承認される
- Vijoiceが、PIK3CA関連過成長スペクトラムの治療薬として米国で承認される(4月)
- ベオビュが、糖尿病黄斑浮腫(DME)の治療薬としてEUで承認される
- JDQ443(KRAS G12C阻害薬)の非小細胞肺がん(NSCLC)に対する抗腫瘍活性と許容可能な安全性を立証(4月)
- ノバルティス グループの2022年通期業績予想を確認2
2022年4月26日、スイス・バーゼル発 ― ノバルティスCEOのヴァス・ナラシンハンは、2022年第1四半期の業績について、次のようにコメントしています。
「ノバルティスは、コセンティクス、エンレスト、ゾルゲンスマ、Kisqaliを含む上市済みの主な成長製品に牽引され、2022年の幕開けとなる第1四半期に着実な成長を達成しました。ケシンプタ、Leqvio、セムブリックス、Pluvictoを含む新製品の上市は、順調に進んでいます。サンドの事業環境は、引き続きCOVIDによる影響から通常に戻りつつあります。2026年までに主要な20以上のプロジェクトの承認が見込まれ、中期的なパイプラインは、引き続き計画通りに進行しています。ノバルティスが発表した新たな組織体制は、医薬品に特化した企業としての私たちの成長戦略の中核となるものであり、ノバルティスをより機動的で競争力の高い会社にするとともに、患者・顧客中心を強化し、研究開発パイプラインの可能性を拓き、業務効率化による価値創造を推進するものです」
主要数値1
第1四半期(1~3月)
ロシュ社への投資の影響を除く3 | 報告ベース | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
2022年 第1四半期 百万米ドル |
2021年 第1四半期 百万米ドル |
前年同期比(%) 米ドルベース |
前年同期比(%) 実質ベース |
2021年 第1四半期 百万米ドル |
前年同期比(%) 米ドルベース |
前年同期比(%) 実質ベース |
|
売上高 | 12 531 | 12 411 | 1 | 5 | 12 411 | 1 | 5 |
営業利益 | 2 852 | 2 415 | 18 | 26 | 2 415 | 18 | 26 |
純利益 | 2 219 | 1 803 | 23 | 32 | 2 059 | 8 | 15 |
1株当たり 純利益(EPS) |
1.00 | 0.80 | 25 | 34 | 0.91 | 10 | 17 |
フリーキャッシュ フロー |
920 | 1 075 | -14 | 1 597 | -42 | ||
コアベース | |||||||
営業利益 | 4 083 | 3 957 | 3 | 9 | 3 957 | 3 | 9 |
純利益 | 3 251 | 3 100 | 5 | 11 | 3 413 | -5 | 0 |
1株当たり 純利益(EPS) |
1.46 | 1.38 | 6 | 12 | 1.52 | -4 | 2 |
ノバルティスについて
ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬の未来を描いています。私たちは、医薬品のグローバルリーディングカンパニーとして、革新的な科学とデジタルテクノロジーを駆使し、医療ニーズの高い領域で変革をもたらす治療法の開発を行っており、新薬開発のために、常に世界トップクラスの研究開発費を投資しています。ノバルティスの製品は、世界中の8億人以上の患者さんに届けられています。また、私たちは、ノバルティスの最新の治療法に多くの人がアクセスできるように革新的な方法を追求しています。約11万人の社員が世界中のノバルティスで働いており、その国籍は140カ国以上におよびます。詳細はホームページをご覧ください。
以上
ノバルティス、売上高および利益の堅調な伸びを達成。上市済みブランドの好調が中期的な成長の見通しを支える(PDF 0.5 MB)
- 実質ベースの数値、コアベースの業績ならびにフリーキャッシュフローは、国際会計基準(IFRS)に準拠していません。IFRSに準拠していない数値の説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の35ページに記載されています。本リリースに掲載される成長率は、特に記載される場合を除き、すべて前年同期に対するものです。
- 業績予想の前提条件に関するガイダンスの詳細は、6ページ(英文オリジナル版プレスリリース)をご覧下さい。
- 2021年に実施されたロシュ社株式の売却による影響を除いた調整後の2021年のIFRSベースの業績、ならびにIFRSに準拠しないコアベースの業績およびフリーキャッシュフローは、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の40ページに記載されています。フリーキャッシュフローへの影響は、2020年通期のロシュ社の純利益の配当として2021年第1四半期に同社から受け取った配当金によるものです。