風邪のような症状が出て、すぐ治るだろうと思った経験が皆さんにもあると思います。慢性的な咳、息切れ、疲れなどの症状から肺炎を疑われた時、私は50代前半でした。その後、呼吸器科で、X線検査、CTスキャン、気管支鏡検査、生検を含む一連の検査を受けました。その時は楽観的に考えていて、まさか自分ががんに罹っているとは思いもしませんでした。しかし、事態はすぐに一変しました。
生検後に目を覚ました時に見た夫の緊張した顔と、夫から自分が肺がんであると告げられた時のことは、はっきりと覚えています。決して忘れることはないでしょう。検査の結果は、肺粘膜にがんがあるというものでした。医師からは、化学療法、放射線療法や、治療についての一連の統計データの説明を受けました。がんの研究に詳しい私の兄が、バイオマーカー検査やセカンドオピニオンについて医師に尋ねてくれました。心強いサポーターが身近にいた私は幸運でした。夫、息子たち、兄は、私が気弱になったときに勇気づけてくれました。最初に診断を受けた医師からは、さらに検査を続けることは勧めないと言われたものの、私は家から数時間かかる医療研究機関のがん専門医を訪ね、セカンドオピニオンを求めました。
セカンドオピニオンを求めた医師からは、これまで聞いたことがない専門用語や最新の治療法について説明を受けました。担当のがん専門医は、肺がんにはさまざまな要因があることを説明し、すぐにバイオマーカー検査の指示を出してくれました。研究室の人たちがその後数週間にわたってサンプルを採取しました。
この経験で、肺がんにはさまざまな種類があることを知りました。診断を受けたばかりの肺がん患者さんたちにも、主治医にバイオマーカー検査について尋ねることをお勧めします。私は今もがん専門医のケアを受けており、この病気とともに人生を歩んでいく方法を探し続けています。
注意:
シンディー・グリフィンさんは、医療専門家ではありません。記事中の情報、ヒント、アドバイスなどは、いずれも非小細胞肺がん患者としての個人的な経験に基づいています。自身の疾患についての医療的助言を求める際は、必ず主治医に相談するようにして下さい。