乾癬患者の苦悩をボディペイントで表現

乾癬をもつボディペインターが世界最大規模の乾癬グローバル調査に息吹を吹き込む

Oct 06, 2017

乾癬(かんせん)という病気が人に与える影響を理解してもらうため、約8,000人の乾癬患者を対象としたグローバル調査を実施しました。そして、ご自身が乾癬患者であるボディペインターに依頼し、皮膚をキャンバスに見立て、その調査結果に命を吹き込んでもらいました。

もし、あなたが乾癬は単なる見た目の問題だと思ったことがあるとしても、それはあなたが初めてではありません。International Federation of Psoriasis Association (IFPA)によると、世界で約1億2,500万人もの人が乾癬に罹患しているにもかかわらず、この慢性炎症性疾患についての理解が進んでいません。乾癬は皮疹症状が目立つため、多くの人は乾癬を皮膚だけの問題として終わらせてしまい、身体的、精神的および感情的な苦しみまで考えがおよばないのです。

49ページにわたる世界保健機構 (WHO)の乾癬グローバルレポートは、このどこにでもあるものの複雑な疾患による苦痛の多くは、避けることが出来るとのだというメッセージを発信したことにより、乾癬の公衆衛生上の影響について多くの人が知ることができ、これまでの乾癬に対する固定観念を払拭しました。

自分自身をさらけ出し恥ずかしい思いをすることなく、ただ心地よく普通に暮らしたいだけなのです

- 乾癬患者さん

WHOのレポートがきっかけとなり、ノバルティスは世界31カ国 25の患者団体の協力を得て、結ぶ8,300人の患者さんが参加した、これまでで最大の乾癬に関するグローバル調査を実施しました。

データが示すのは乾癬患者さんのストーリーのほんの一部です。調査結果を目に見える形にするため、ご自身も乾癬を患うア-ティストで、ボディペインターのナタリー・フレッチャー(Natalie Fletcher)さんに、皮膚をキャンバスにして調査に参加した人の経験を表現してもらいました。

フレッチャーさんは調査に参加した患者さんのフリー回答からインスピレーションを得ました。患者さんの言葉にひらめきを得て制作したボディペイントをご覧ください:

「乾癬がどのような病気であり、患者がどのような悩みを抱えているか、少しでも知ってもらえたらと願っています」

患者さんの言葉からインスピレーションを得て、ボディペイントを描いたナタリー・フレッチャーさんは言います。

「これらの作品から『乾癬は感染しない』『これはあなたのせいではない』というメッセージを出していくことで、患者さんへの思いやりにつながればいいなと思っています」

乾癬について知ろう

乾癬についての固定観念を払拭する活動に参加しよう。

ボディペインティングのプロジェクトは、多くの人々が日々経験する試練を視覚的に鮮明に表現することを意図しています。乾癬患者さんはご自身の肌を見せることに対して敏感であることが多いので、今回はモデルを使い作品を仕上げました。すべてのコメントは実際に調査へ参加した患者さんによるものです。フレッチャーさんの他の作品もご覧になって、調査結果をさらに知ってください。

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