本日、東京大学が医師主導臨床研究であるSIGN研究に関する調査結果を発表しました。
SIGN研究に関する問題により、患者様、医療従事者の皆様、一般国民の皆様にご迷惑をおかけいたしましたことに対して、心よりお詫び申し上げます。
ノバルティスは、今回の事態を引き起こすに至った状況を明らかにする責任があると認識しています。既に社外の専門家によるSIGN研究に関する調査委員会を設立し、真相究明できるよう取り組んでいます。本調査委員会の構成は、以下のとおりです。
- 委員長:原田 國男(はらだ・くにお)
(弁護士・田辺総合法律事務所、元東京高裁部総括判事) - 委員:大澤 孝征(おおさわ・たかゆき)
(弁護士・大澤孝征法律事務所、元横浜地方検察庁検事) - 委員:近藤 純五郎(こんどう・じゅんごろう)
(弁護士・近藤社会保障法律事務所、元厚生労働事務次官)
本調査委員会は、調査終了後に調査報告書を作成し、ノバルティスに提出する予定です。ノバルティスでは、調査結果についてコンプライアンス・アドバイザリー・ボードで協議した上で、適切な再発防止策を実施いたします。
【参考】
日本はノバルティスにとって、現在もこれからも成長市場であり、かつ重要な投資先です。2007年以来、ノバルティスは500億円以上を投じてきました。現在は、心疾患、がん、乾癬、循環器疾患などの分野で画期的な新薬の研究・開発への投資を実施しています。また、2007年から2012年までの期間においては、175件以上の臨床試験を14 000人以上の患者様を対象に実施し、日本の患者様にご提供した新規化合物は15件、効能や剤型等の追加承認は16件を含み31件に上っています。
以上