2014年1月28日(火)都内にて、第2回目の「コンプライアンス・アドバイザリーボード~再発防止に向けて~:以下ボード」が開催され、以下のような議論が行われました。

1. ノバルティスホールディングジャパン株式会社会長エリック・コルヌートの挨拶


エリック・コルヌートからノバルティス本社におけるガバナンスなどの説明、および新たに発覚したSIGN研究について、外部専門家の調査委員会を立ち上げ、徹底的に真相解明を行うことなどの説明を行った。

2. 第1回会議以降の状況報告:


事務局より第1回会議以降の状況の概略、各調査等の状況、厚生労働省による刑事告発の内容、SIGN研究事案に関する報道と当社記者会見内容の説明を行った。
状況報告の後、質疑応答が行われた。
SIGN研究の事案に関して、このボードの検討対象とするかどうかについての問題提起があり、議論の結果、以下のようにすることに決定した。

  • 事実調査は、日本のノバルティスが設立する外部専門家による調査委員会に委ねる
  • その結果に基づき、バルサルタンの事案と極めて異質であると判断できない限り、再発防止策は、バルサルタン事案と一緒に本ボードで検討し、提言にまとめる

3. 討議


  1. 他の医師主導臨床研究における社員への関与などの類似案件に関する調査を行うことが必要。再発防止策を考えるうえでも重要な情報であることから、方法は難しいが実施すべき

  2. 再発防止策を考えるうえで、社員が会社をよくしていきたいという気持ちにさせることが重要で、メッセージや社長のタウンホール等、社員の心に触れるようなコミュニケーションが重要

  3. 再発防止の研修も大人数を集めてやっても効果が小さい。10人程度の参加体験型のワークショップが有効ではないか

  4. SIGN研究の再発防止策も検討課題としたことから、会議の開催を隔月から毎月に変更し、第3回会議を2月下旬に開催する

以上



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